市民社会川柳
(2019)
「笑い」「風刺」は昔から市民の武器でした。
市民社会のあれこれを、市民が楽しく詠んでいきます。











 32 「他に適当な人」はいるのにいくらでも(作 坂東行和 顧問)2019.3.18
     
時事通信による3月世論調査で、安倍内閣支持率は前月比3.4㌽減の39.0%、不支持率は1.9㌽増の36.4%。支持の理由のトップは「他に適当な人
       がいない」の20.7%でした。本当にそうなのかなあ。隣近所を見回しても、総理よりましな人なら何処にでも沢山居るよ。少なくともウソを言わない人なら。


 31 コカインで「いだてん」足を引っ張られ(作 坂東行和 顧問)2019.3.16
     
NHK大河ドラマ「いだてん」に足袋屋の店主役で出演中のピエール瀧がコカイン使用容疑で逮捕され、尿検査で陽性反応が出たんだって。NHKの
       ほかTBS、LIXIL,ソニーなど放送・芸能界で瀧の
出演自粛を検討中だというが、只でさえ低視聴率に喘いでいた「いだてん」にとっては「泣き面に蜂」
       の災厄。こうなれば、足袋屋の店
主がどうあれ、勘九郎や役所広司らとスタッフ全員の「韋駄天走り」の完走を応援したくなる。かえって視聴率が上がっ
       たりして…


 30 奨学金受けたばかりに学成らず(作 坂東行和 顧問)2019.3.14
     
「奨学」とは」「学業をすすめ励ます」という意味。3月6日の参院予算委で吉良よしこ議員が「奨学金の返済に苦しむ若者が多い」として、受給率の
       7年
連続減少とバイト学生の増加を指摘、「アベノミクスで雇用が増えた」と誇れる事ではない」と、政府の認識を質しました。「奨学金」の厳しい取り
       立てが《学業の足枷》になるとは! これでは、まるで「障学金」だね。


 29 「もの言える組織にすべき」できるなら(作 松井真理子 代表)2019.3.12
     
3.11を振り返るニュースの中で、東京電力の職員が15mの津波を事前予測していたのに、上司が対応せず、部下も上司の判断を仕方ないとしていた
       ことを問題視し、おかしいことをおかしいと言える組織風土に変える事が必要、と言っていました。問題を指摘するだけなら誰でもできます。


 28 変装で目立たせるという奇策あり(作 坂東行和 顧問)2019.3.10
     
高野隆弁護士が、ゴーン氏を作業着で変装させ、軽ワゴン車で拘置所から保釈させたね。話題が沸騰すると、「私の計画・実行による変装劇は
       失敗した。彼が築き上げた名声に泥を塗る結
果となった」などと謝罪してみせ、国際的に報道されたよ。でも、海千山千のベテラン弁護士が、素人
       っぽい変装を演出しておきながら「策略が裏目に出た」などと、見え透いた韜晦で、はぐらかすのも実は策略の内だったりしてね。


 27 民主主義を土砂で埋める恐い国(作 坂東行和 顧問)2019.3.7
     
辺野古の新基地建設の埋め立ての賛否を問う県民投票は、住民個々人が、具体的で明確な問題提起に応えて、政治に直接参加し、意思表示
       を行ったという事実において、日本の民主主義政治史上、画期的な実績を残しました。しかし首相は「真摯に受け止める」と言いながら、民意に逆らって
       「土砂投入」を続行(2/27本
欄川柳参照)。これは「民主主義の否定」に外ならず。平気でそれが出来るというその異常さが恐いね。

 26 ビキニデー水着のショーかとコギャル問い(作 坂東行和 顧問)2019.3.4
     
3月1日、焼津市で「被災65年3・1ビキニデー集会」開催。46〜58年、米国がビキニ環礁で行った23回の核実験の中で、54年3月1日、
       第5福竜丸ほか1400隻もの漁船が被爆した翌年の第1回原水禁世界大会で反核運動は発展したけど、今なお安倍政権は「核の傘」に依存
       して核禁条約に背を向けているよ。なお、
現在、核兵器数は、北朝鮮の10〜20に対して米国は6450と桁違い。因みに、ビキニ型水着の名は、
       その大胆な
意匠を46年の原爆実験の破壊力になぞらえたもの。水着はともかく、被曝体験は風化させたくないね。


 25 アンケート政策不支持で政府支持(作 坂東行和 顧問)2019.3.2
     
世論調査の回答で、改憲に反対、消費税10%に反対、辺野古埋め立て反対、原発再稼働反対、カジノ反対…などの政権党の政策を「支
       しない」層が多いのに、安倍さんの強気が続いている
のは異常気象のようだね。

 24 投票結果を真摯に受け止め土砂投入(作 松井真理子 代表)2019.2.27
     
圧倒的多数で辺野古基地建設に反対の民意が出た翌日、いつも通り土砂を投入して県民の神経を逆なでする政府の傲慢さ。
       安部首相の「真摯に受け止める」発言に対して、津田大介氏は、「『真摯に受け止め』てないし、『基地負担軽減に向けて全力で取り組』んでないし、
       『沖縄県民と対話を重ね』てないし、『今後県民と理解求めて全力で対話』するそぶりも見られないし、何というかコメントの全てがウソなのすごいと思う」
       とツイートし、話題になっています。


 23 ちゅら海と民意が埋め立て拒んでる(作 坂東行和 顧問)2019.2.25
     
沖縄県民投票で辺野古埋め立て反対が多数を占めました。菅官房長官は、県民投票の結果に拘泥しないなどと強気ですが、水深90mの海と
       軟弱地盤とが、埋め立ての困難さを物理的に示しています。さあ、どうする?アベ総理


 22 ノーベル賞トランプよりもわが憲法(作 吉武三和子 代表)2019.2.22
     
安部首相は、同盟国の大統領に敬意を払ってノーベル平和賞に推薦したそうですが、自国の平和憲法には全く敬意を払わないのはなぜでしょう。

 21 統計の標語も庶民の武器になり(作 松井真理子 代表)2019.2.20
     
統計不正が大問題になっているさなか、総務省が「統計の日」の標語募集を始めたので、面白い標語が続々応募されているそうです。「不景気も統計
       一つで好景気」「合わぬなら作ってしまえ偽統計」「統計の耐えられない軽さ」「統計は答えを先に決めてから」「お上から鶴の一声好景気」・・・。


 20 心にも海にも杭を打つ仕打ち(作 坂東行和 顧問)2019.2.18
     
辺野古新基地は、埋め立て面積の36.6%(56ha)が水深70mの軟弱地盤。埋め立てには、東京ドーム5.25杯分の砂と7.7万本もの
       必要なんだって。
「土地に杭は打たれても、心に杭は打た
れない」は、昔57年当時の米軍砂川基地拡張反対運動の合言葉だったけど、今は「美(ちゅ)
       ら海」にも県民(うちなーんちゅ)の心の中
にも、平気で杭を打ち込んでくる政府の酷い仕打ち。2月24日はその賛否を問う県民投票の日…。

 19 命より大事な国威という「悪夢」(作 松井真理子 代表)2019.2.16
     
18歳の少女の命より、金メダルという国威をまず考える現政権の発想は、安部首相が「悪夢」という民主党政権よりはるかに「悪夢」です。

 18 「がっかり」は言う大臣と任命者(作 松井真理子 代表)2019.2.14
     
東京オリンピックの金メダル候補、池江選手の白血病公表には衝撃が走りました。それに対して「がっかり」と発言したオリンピック大臣が大炎上です。

 17 なおのあとさらにと祝辞まだ続く(作 吉武三和子 市民研究員)2019.2.12
       卒業式シーズンが近づいてきました。挨拶は短ければ短いほどいいと言われていますが・・。

 16 チョコレート二兎に送って二兎が逃げ(作 吉武三和子 市民研究員)2019.2.8
       義理チョコは淘汰されてきたようですが、本命が軽すぎるのも問題。

 15 こうなると内閣支持率も嘘くさい(作 坂東行和 顧問)2019.2.6
     
厚労省「毎月勤労統計の不適切」問題の渦中、日経&東京TVの世論調査〈1/27)によれば、内閣支持率は何と53%に上昇しているんだって!
       他方で、政府統計の信頼性を「信用できない」が79%に達していることからも、この支持率の高さは腑に落ちない。何しろ、偽装・改竄・印象操作が
       今、永田町界隈で流行中だからね。僅か990人の回答を国民の総意のように扱う『日経』にも問題はあるけど


 14 雪化粧世俗忘れる富士の嶺(作 吉武三和子 市民研究員)2019.2.4
       世俗では愉快ではないことが多いものの、雪を頂いた富士の姿には心が洗われます。

 13 縁談に下世話がカネ目の水を差し(作 坂東行和 顧問)2019.2.1
     
秋篠宮家の眞子嬢と小室圭氏の婚約が延期されている中、圭氏の母親がその元婚約者から受けた400万円をめぐって「返せ」「返さぬ」とモメて
       ますな。元婚約者が、圭氏の母親との金銭問題を、裁判所なら
ぬマスコミに訴え、明治天皇の玄孫(夕刊フジで)からネトウヨ(Webで)迄もが
       「小室バッシング」で騒いでる
。でも、母親のゴタゴタなどは、本来二人の恋路とは別問題。「婚姻は両性の合意のみに基づいて成立」(憲法24条)
       という市民社会のルールに立ち返っては如何かな?


 12 火をつけろと命じた市長に火がついた!(作 坂東行和 顧問)2019.1.30
     
明石市長が市内の国道2号線拡張工事で立ち退かない地権者らの建物を「燃やしてこい」と市職員に命じた2017年当時の暴言テープが公開され、
       パワハラ問題としても炎上。市長は謝罪したが、
「すみませんで済むか」と職員を罵倒したのが、そのまま市長に返ってくるね。

 11 統計不正だけと思えぬ不信感(作 吉武三和子 市民研究員)2019.1.28
       厚労省の基幹統計「毎月勤労統計」の不正は、行政への信頼を大きく揺らがす問題です。安部政権になってから、公文書の偽造など、あまりに
       問題が続くので、問題はこれだけではないだろうと思うし、その根っこはどこにあるのか考えてしまいます。


 10 八連敗しても辞めないトップあり(作 坂東行和 顧問)2019.1.25
     
横綱・稀勢の里は九州場所で4連敗、続く初場所でも初日から3連敗。ついに1月16日、引退を表明したね。ところで、政府は首相自ら「成長戦略」
       として原発輸出の大勝負に出ていたけど、米、越、台、トルコ、リトアニア、ヨルダン、アラブ首長国連邦、英国相手の
土俵で8連敗。
       それでも世耕経産
相は18日、原発輸出を継続するんだとさ。原発依存症、救いがたいね。

 9 JOC五輪の金(キン)をカネとよみ(作 坂東行和 顧問)2019.1.23
     
オリンピック関連のニュースが、「金(キン)幾つ?}」ではなく、誘致をめぐっての「金(カネ)幾ら?」の話題で燃え上がっているのは、やりきれないね。
       新
自由主義の下、IOCの舞台裏でもカネが動くのだとすれば、ソラ恐ろしい。IOCが求める五輪のモット―のうち「より高く(Altius)」というのは、
       カネのことだったのかな?


 8 オリンピック盛り上がらない大河まで(作 松井真理子 代表)2019.1.21
     
東京オリンピックは、競技場の設計問題、エンブレム盗作問題など数々のトラブルがありましたが、年末からはIOCの竹田委員長のワイロ疑惑を
       フランスが取調べています。NHKが盛り上げようと2019年の大河ドラマをオリンピックものにしましたが、最初から視聴率が低くずっこけています。

 
 7 内閣府エンマ庁をも仕切りたい(作 坂東行和 顧問)2019.1.17
     
嘘をついたら閻魔庁で「舌を抜かれる」そうですな。しかしアベ政権の下で、森友への国有地売却公文書改竄に始まって、近頃では、裁量労働制
       の労働時間や失踪外国人技能実習生聴取票のデーター捏造、更には12月に発覚した「毎月勤労統計調査」のかさ上げなど「ウソ偽り」が蔓延
       し
ています。それでも平気で」居られるのは、内閣府が、アベの舌を守る為に、既にエンマ庁の人事に介入済みなのかもね。

 6 真実はロシア政府から聞かされる(作 松井真理子 代表)2019.1.15
     
日露外務省会談後の共同記者発表を、日本側が断ってきたとロシアの報道官が暴露。国内向けに都合が悪いことを隠ぺいする日本政府より
       ロシア政府の方が、日本市民の情報源としては確かそうです。


 5 叱られて北方領土は遠くなり(作 松井真理子 代表)2019.1.12
     
北方領土交渉をめぐる安部首相の発言に対し、ロシアの外務事務次官が駐露大使を呼び出して「日露首脳の合意を乱暴に歪め、両国の
       世論をミスリードするもの」と抗議。領土がまた遠くなったようです。


 4 ゴーン勾留でバレた司法もガラパゴス(作 松井真理子 代表)2019.1.9
     
50日間も勾留されているゴーン氏が、勾留理由の開示を求めて出廷しました。罪を認めるまで拘束するという日本の「人質司法」は、ゴーン氏が
       国際的な著名人であるだけに、海外のメディアから批判的に報道されています。世界から取り残されているのはガラケーだけではないです。


 3 高すぎて命縮める国保料(作 坂東行和 顧問)2019.1.7
     
平均年収以下の200~300万円所得でも、40万円超の負担を強いる国保料。17年度全加入世帯の15%が高すぎて払えずに滞納
       (厚労省調べ)。受診を控えて病状悪化する例も多く、国民の命を守る国保が、その負担で逆に命を縮めている皮肉な現実。因みに、18日
       閣議決定の「中期防」では空母などの予算は27兆円超ですが、国保料の協会けんぽ並みへの軽減は1兆円で済む
由(小池晃議員調べ)。
       国民の命を本気で守
ると言うなら、違憲の攻撃型空母などではなく、国保の負担軽減こそがキモですな。

 2 亥の年の三が日から地震あり(作 松井真理子 代表)2019.1.4
     
亥の年は天災が多いそうですが、正月3日から熊本で震度6弱の地震発生。不気味な年明けです。

 1 亥の年に改憲へ「猪突」という無謀(作 坂東行和 顧問)2019.1.1
     
「猪突猛進」を「勇往邁進」と同じような良い意味に使う人も多いようですが、本来は「周囲のことや状況を考えずに、一つのことに向かって猛烈な
       勢いで突き進む、向こう見ずな行為」を批判的な意味を含む言葉です。イノシシの年だからと言って、アベさんが前後の見境なく「憲法破壊」に
       向かって「猪突」するとすれば、それは愚行というほかありませんな。


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